麹町界隈随一の桜スポット、国立劇場（@nationaltheatre_tokyo 隼町4-1 ➡地図）。
前庭には10種類もの桜が植えられていて、舞台装置さながらに次々と多種多様な表情を見せてくれます。
今季一番にその花を咲かせたのは駿河桜の実生（みしょう）。
実生（みしょう）って？
本来、桜の木を増やす場合は、接木をしたものを育てた後で地面に移植していきます。
実生の場合は種から苗を育てることを言いますが、桜は元来実生が苦手らしく育てるが難しいそうです。
国立劇場の駿河桜は静岡県三島市谷田、城の内にあった「ソメイヨシノ(染井吉野)」の種子から発芽したばかりの苗の選び抜かれた品だそうです。
種から大切に育てられた木は今ではこんなに立派な姿になりました。
まるで雪が積もったかのように純白の花が溢れんばかりに咲き乱れ、桜の季節が到来したことを高々と告げています。
